Appendix:Liner notes



−ライナーノーツ5−

というわけで、一応本編では語られなかった裏話やらを乗せておきます。
現在進行形のネタが切れれば順次更新します。
Second Revenge編ではちょっと志向を変えて現状(今回はChapter1〜7まで)のストーリー設定などを載せていきたいと思います。


■Princess of White、The Missionとのつながり
 ほとんどありません(笑)
 というのは冗談ですが、時間的にはPrincess of White →Prince of Darkness →The Missionの順番に流れているのでそれをふまえてストーリーを書いているだけです。
ただ、ユリカやルリらの感情に関しては Princess of Whiteから引き続いているので読んでおかれた方が「どうしてユリカやルリはこんなに妄信的なのか」ということが理解出来るかもしれません。
当然、所々にPrincess of Whiteの設定が出てきます。サリナなどはその好例です。それ以外に出てくるかも。


■テンクウ・ケンの存在
 The Missionの主人公ですがほとんど別人のごとく設定しちゃっています。
とにかく謎の多い人物ですが、彼はとりあえず『闇の王子様にならなかったアキト』という位置づけにいます。そういう意味で真にアキトと対等の立場にいるのも彼ですし、彼の心情を理解できるのも彼だけです。
主人公は相変わらずアキト達ですけど、東郷とともに準主役の扱いにいます。

 後、聡明で人に好かれる性格の人間に見えますが、そのように意識して書いてます。
初期の設定では『優人創出計画』にてそういう性格の人間になるべく育てられたマシンチャイルドとなっていました。ある意味でルリと同じ育ち方をした人物で、ルリが過剰に反応していたのもそういう意味です。
この設定が生きれば後の展開ではルリのよき理解者になるかもしれません。
さて、この人物をどこまで生かし切れることやら・・・

ちなみに顔は天空ケン似です。(ガイ似ではないところがポイント!)


■東郷和正について
 この人物はオリジナルキャラクターですが、ズバリ!ラストボスです。
それだけに非常に丁寧に存在感のあるキャラクターにしようと考えています。
Chapter1だけにてその精悍で非情なキャラクターということが伝わったでしょうか?
また政治的手腕に長けた人物です。
機動兵器の操縦も北辰並です。


■ナデシコ艦隊の各役割について
 ナデシコ艦隊の三隻の役割について整理しておきましょう。

・ナデシコC
 艦隊の旗艦であり、作戦指揮の中核を担う。特にシステム掌握では他の二隻を引き離す性能を見せる。そのためもっぱら実戦闘は担当せず電脳戦に専念している。武装はグラビティーブラスト一門と現在相転移砲を調整中。エステバリス1機と武装は控えめ

・ナデシコB
 艦隊での実戦闘を担当する。このためエステバリス10機を配備し、艤装も以前より充実している。基本的にはナデシコCを援護しつつ接近する敵をエステバリス隊で掃討し、その間にナデシコCがシステム掌握するというのが基本パターンとなる。

・ユーチャリス
 艦隊での索敵と時には遊撃による後方攪乱等を行う。本来はナデシコCの護衛及び実戦闘を担うために開発されてたが、使用者のテンカワ・アキトの都合によりその都度装備が様変わりしていった。ナデシコCのプロトタイプとして試験的にボソンジャンプを追加し、ワンマンオペレーションによるデメリットを補うべくバッタの遠隔コントロールの為にハッキングデバイスの強化など、単独による奇襲攻撃が得意な艦に変貌していった。

クルーはアキト、ラピス、エリナの三人でありアキト自身が宇宙軍に従うつもりがあまりない為、時にネルガルの思惑の為だけに動く艦となりうる。
この為、艦隊内でもユーチャリスに対する全幅の信頼を寄せていないクルーは多い。

というわけで現段階ではユーチャリスだけが少し浮いた形になっています。


■クラスタリングシステム掌握について
 本編の目玉なのがこのクラスタリングシステムです。
このシステムは三隻三機のオモイカネを三人のオペレータがシームレスに扱うことにより通常時の何倍もの効果を上げようというものです。

これは単純にオペレータ3人がかりというわけではなく、各オペレータ間での意志の疎通やコミュニケーションにかかる時間すら無視できます。このためルリの意識容量が三倍になり、今までボトルネックだった部分の大半が解消できます。
従ってシステム全開の時にはまさにナデシコC単独の10倍以上の能力を発揮します。

また通常時も恩恵があり、誰かオペレータ一人いればナデシコ三隻同時にコントロールすることが出来ます。
通常はオペレータ三人がローテーションを組んでいますが、ルリなどはよくハーリーに押しつけています(笑)


■アキト、ユリカ、ルリのことについて
 さてこの物語はよそ様のSSにあるようなアキト×ルリLOVEになるかのか?ということですが、たぶんなりません。(期待されている方は済みません)
一番の原因はそういうルリを真剣にかけないという私自身の問題なのですが、もう一つはルリがユリカを敬愛している点にあります。

ルリもユリカを信頼しているし、ユリカもルリを信頼している。家族としての絆も大変強いです。それ以前にアキトが彼女たちの元に戻ってきていないという大問題があります。
現状では恋のライバルというよりは共にアキトを救い出す同志に近いです。

ですのでルリが恋愛に勤しむのはこの問題が解決された後の話になるでしょう。
ってその前にこの物語終わってるって(自爆)


■メグミとホウメイガールズについて

 唯一現状本編に出てこない彼女達ですが、一応は何かしらの出番をあげたいとは考えています。
サユリ嬢に関しては早速Chapter8以降でナデシコCのコックとして登場します。
他の方たちは・・・とりあえずこれからしばらくアキトのシリアスモードが続きますのでそれが終わって雰囲気が和やかになってきたところでだそうかなと思っています。

 特にメグミ嬢にはアキトをめぐってユリカやルリとバトルしてもらう以外にストーリーに関わるキーパーソンになってもらおうかなぁ・・・などと思っています。
 かなり先ですけどね。


Later chapter is now printing....


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