Appendix:Liner notes


−ライナーノーツ2−

というわけで、一応本編では語られなかった裏話やらを乗せておきます。
現在進行形のネタが切れれば順次更新します。

Chapter5

追加分
レミングスの行進:
 昔はやったパソコン用のゲームの事です。まだ知ってる人いるかなぁ?

新婚旅行先は月面:
 小説版あるいは多くのSSでは新婚旅行先は火星なのですが、本編では月面にしました。
 何ゆえ?とお思いでしょうが、一応どちらか悩みはしたんですよ。
 でも、当時のナデシコですら片道1ヶ月かかる火星にアキトのような貧乏人が新婚旅行とはいえ行けるのだろうか?それ以前に地球連合が観光目的で渡航を許しているのだろうか?という理由です。

Chapter6:

追加分
オモイカネ:
 本編ではナデシコBに積んでいるものもユーチャリスに積んでいるのも同じオモイカネと呼んでいます。他のSSですとダッシュやプラスとして区別されておられますが。
 一応設定的にはオリジナルのオモイカネから株分けされてナデシコBとユーチャリスに搭載された・・・という事になっております。適当なタイミングでデータのシンクロがされており、ルリが救出されて以降は密かにルリによりメンテナンスされているのでどちらも「オモイカネ」となっております。ただし、メインオペレーターとの付き合いにより微妙に個体差は存在します。
 ただし、両者を区別する場合はナデシコ側を「ハーリーEdition」、ユーチャリス側を「ラピスEdition」として呼ぶかもしれません。


Chapter7:

アマノ・ヒカル:
 劇ナデならここから徹夜の漫画作業に入るところですが、ユリカが漫画を描けるとはどうしても考えられなかったので斯くの如くになりました(笑)
それにしても「僕ハーリー、小さいからわかんない」が使えなかったのは惜しかったですが。

可能性のジャンクション:

 ここでは可能性とは無限に発生するものではなく、有限個数存在すると考えて下さい。
 分かり易くいうと、可能性として常に安定しているものだけが歴史として存在しえるという理論です。制御工学的にいえばフィードバック系とでもいうのでしょうか?
ボソンジャンプが過去への影響を与える場合、その影響にて未来も変化します。
ただし、この影響を受けた未来からさらに過去への影響を与える可能性があるわけでこれをぐるぐる繰り返すわけです。この過程で可能性が収束する場合としない場合が発生します。
しかし歴史的には収束しないということは永遠にその可能性から抜け出せないわけで、抜け出せない歴史は結果的に時間軸から存在を無視される事になります。
有限個数の可能性を道路に見立て、その可能性が交わるところがジャンクションとなります。
これが可能性のジャンクションの骨子です。

夢:
 ここでなにげなく劇ナデにリンクしています。
 「可能性のジャンクション」というのはある意味ではルリの見た夢をユリカにリプレース出来なかった為のハッタリ・・・という側面もあるのですが、実は重要な意味を持っています。
それはこの物語を最後まで見て頂いてのお楽しみ、というやつです。
ここでは単に「あの時点で劇ナデにスイッチしていたかもしれないよ」というぐらいに思っていてください。

夢・ルリの場合:
 じゃ、ルリの場合どんな夢を見たのか?ということであの通りになりました。
ちょっとルリには残酷だったかもしれませんが、これはアキトがPrince of DarknessになるのとルリがPrincess of Whiteになるのとでは意味合いが違うことを意味しますので、確信犯的にやりました。そしてこれ以降、ルリが何の為に戦うのか・・・というのも争点になろうかと思います。


ラピスを憎むルリ:
 ルリ救出劇の際に入れ替わりにアキトが捕まったことに関して、その責任をラピスに押しつけて、自分の精神を安定させようとしていた時期もあるというエピソードです。
Chapter6で書こうかとも思いましたが、あの時点では内容が散らばるのでこちらでフォローした次第です。後半のチャプターでは二人の絆も物語のポイントになるかもしれません。


Chapter8:

現在の居場所:
 ユリカが自分の居場所を認識できているか?というお話です。そのサンプルとしてユキナとミナトに登場していただきました。そしてルリにも・・・

近親憎悪:
 かつて自分達のされた仕打ちを今度は別の弱い立場の者たちに向ける火星の後継者達に対してムネタケが贈った言葉。

なぜなにナデシコ:
 「チキンライス食べたい」とのラピスの発言はこの時点ではただのギャグですが、これが以降、密かに続くラピスの秘密大作戦への序曲なのですが、その結末はChapter12まで見守って下さい。
また、さり気なく2300年問題やウリバタケのことなど触れてます。笑えるところだけ笑って下さい。

猫の子じゃないんだから:
 良くも悪くもユリカが他人の好意に対して、かなり鈍感・・・というか好意を自分の思いこみでしか処理できていない事への言及です。私のユリカに対する人物評ですが、どう思います?

Chapter9:

イバラの冠:
 Princess of Whiteの世界ではアキトを「キリスト」というシンボルでとらえているという事です。では Prince of Darknessの世界のアキトをどうとらえているかというのが次の次の項になります。

タイトル:
この回のタイトルをわざわざ「火星の後継者」としているのは無論 Chapter4の反語です。
ここでは後継者と偽称する彼らへの皮肉を込めて使っています。

プリンス オブ ダークネス:
 物語の設定としてはヤマザキが作成したイメージ伝達促進プログラム・・・ということになってます。半分はヤマザキの科学者としての底意地の悪さを表現したかったのもありますが実はオチがあります。
 こちらのアキトも一時期 Prince of Darknessのアキトの夢を見ていたという事です。アキトが捕まらずにルリが Snow Whiteになる可能性にジャンクションしていたかもしれません。

Chapter10:

入浴シーン:
 元ネタをわかる方はナデシコSSの通です(笑)

なぜなにナデシコ:
 夜天光の解説はナデシコプラスの解説を私なりにアレンジしたものです。
詳しくはそちらをどうぞ。
メカ設定は独自の考証が就けられているので、そちら方面がお好きな方には一読の価値があるかと思います。

ロン毛2号:
 結構この呼び方、個人的には気に入っております。
最初、サブロウタを見た時、アカツキを思い出しました。キャラかぶってると一瞬思ったのは私だけでしょうか?

サブロウタ登場:
 劇ナデでは互いにほとんど顔を合わせることもなくいきなり戦闘で息のあったコンビネーションを見せてくれたサブロウタと三人娘でしたので、当然その間に何か事前に交渉があったでしょう・・・という事でこのお話ではそれらを描写してみました。

あと、実際にサブロウタがユリカのSPも務めている・・・という設定に含みを持たせたかったので木連式武術の披露をしていただきました。

アキトのアパート前:
 さりげなく月臣が出てますがそれはさておき、
この時点ではまだルリは昔の「オモイデ」から抜け出せていませんでした。
だから想いを断ち切れず、いつまでも立ちすくむのみでした。
そしてラピスは何を感じていたんでしょう?

ユリカがナビゲーションしない訳:
 対するユリカもこの時点では気持ちの整理が出来ていませんでした。
ジャンプに出来ない理由はアキト自身のことはもちろんルリの事もそうだったのでしょう。
まぁ、あのままハーリーと月に行ってもらっても困るので・・・


Later chapter is now printing....


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